<外壁塗装業者>こんなセールストークに注意

最終更新日:2024.10.10

外壁塗装業者は自分達を選んでもらえるように自社で外壁塗装をするメリットをアピールします。品質、値段、保証など、業者の強みと消費者の希望が合致した時に、満足度の高いサービスとなるでしょう。
しかし、大げさな話や嘘が含まれるなど、消費者を騙すような営業トークをする営業マンもいます。
以下のようなトークをされたら警戒してください。

□不安を煽る
「すぐに塗装をしないと外壁が腐ってしまう」「雨漏りがするのも時間の問題」「瓦が落ちそうなのでで大変だ。すぐに張り替えが必要」などと不安を煽って契約を急がせるトークをする営業は注意が必要です。

中でも勝手に外壁や屋根を点検して不安を煽る「点検商法」をしたり、「屋根を直しておいた」と言って勝手に工事を行い代金を請求する極めて悪質な訪問販売業者もいます。

独立行政法人 国民生活センター:訪問販売によるリフォーム工事・点検商法について

ただ、近所を回り、劣化している外壁を見つけたら訪問して「外壁の診断をしませんか?」と声をかける優良業者もいます。その場ですぐに返事を急かさずに、検討して後日連絡をくださいと消費者に判断を委ねるやり方を取る業者は、信用できる場合もあります。そういった場合はその業者に関する口コミを探すなど、情報収集をしてから判断しましょう。

□大幅な割引を提示する

「本日キャンペーン中なので今ここで契約すれば○○円値引きすることができます」「モニター価格で特別に半額で工事できます」などと、大幅な値引きを提示し、特別感をアピールします。
ただ、外壁塗装価格の相場に関する知識がない消費者はそれが適性な値引きなのかがわからず、「値引き」「お得」「特別」と言ったワードに惹かれてつい契約してしまいがちです。

こういったトークをされた場合に有効なのはやはり複数社から相見積もりを取り、価格を比較することです。さらに、「A社では特別に値引きしてくれると言われたのですが、どういうことなのか」と他社に聞いてみるのも良いでしょう。
そもそも外壁塗装は使用する塗料、塗装する面積や必要な人員によって金額が決まります。大幅に削ることは難しく、
ありえない金額であればなにかカラクリがあるはずです。必要な工程を削るなどの「安かろう悪かろう」の工事をされてしまう可能性もあります。

□「この場で契約してください」などと言って判断を急がせる

上記のようなセールストークの後、「今ここで契約をしてください」と契約を迫るケースは危険です。
不安を煽り、お得感をアピールして、即決しなければ損をする、大変なことになると思わせて判断を鈍らせる手法です。
消費者が一度冷静になったり情報収集をさせると嘘や大げさがバレるため、とにかく契約さえ取れればこちらの勝ち、という流れに持ち込もうとしているのです。

 

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以上のように「煽る」「大げさ」「嘘を言う」「判断を急がせる」セールストークは要注意です。

もし、悪質な訪問販売業者と契約してしまった場合はクーリング・オフが適用されるので、契約書を受け取ってから8日以内であれば契約破棄することができます。

独立行政法人 国民生活センター:クーリングオフについて

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