外壁塗装の期間と工程について

最終更新日:2024.05.28

外壁塗装工事の契約が成立してから、どのような工程があるのでしょうか?
戸建住宅の外壁塗装を例に、おおよその流れと期間について解説します。
※()内の日数はおおよその目安です。契約時の工程表等でスケジュールを確認してください。

外壁塗装工事の大まかな作業工程と流れ

  1. 近隣への挨拶
    外壁塗装工事は大きな音の伴う工事です。事前にご近所の方へ外壁塗装の告知・挨拶をしておくとトラブルを防ぐことができます。
  2. 着工 足場の組み立て (1日〜2日目)
    まずは工事に必要な足場を組み立てます。屋根や高所での施工に足場は必須です。また、塗料を周囲に飛散させない効果もあります。
    ※足場設置には足場工事専門の業者が入ることがあります。
  3. 外壁の洗浄・乾燥 (3日〜4日目)
    塗料を塗る前に高圧洗浄機で外壁をきれいにします。
    外壁にはホコリや砂などの汚れ、古い塗膜、コケ・カビなど、さまざまなものが付着しています。これらを念入りに取り除いてから塗装をしなければ、きれいで長持ちする仕上がりにはなりません。とても重要な工程です。
    そして洗浄後は塗料を傷めないために、外壁についた水分をしっかりと乾燥させてから塗装します。
  4. 養生・下地処理・コーキング(5〜6日目)
    外壁が完全に乾燥したら、塗料や汚れをつけたくない部分(窓や玄関、植栽等)を養生シートで覆います。また、ひび割れやサビ、劣化したコーキングなどを補修する下地処理を行い、塗装をする準備を整えます。
  5. 塗装(7〜11日目)
    いよいよ塗装に入ります。
    外壁塗装は「3度塗り」を基本としています。
    <下塗り>
    上塗り・中塗りの塗料を壁面に密着しやすくする役目のある液体を塗ります。外壁材の状態によっては、下塗りを重ねる必要があります。この工程をしっかりと行うことで上塗り・中塗りの仕上がりに差が出ます。
    <中塗り&上塗り>
    外壁塗装工事の仕上げの工程です。中塗りは仕上がりにムラができるのを防ぐために行います。基本的には上塗りと中塗りは同じ塗料を使います。ローラーとハケを使い、ムラの無いように丁寧に塗ります。
  6. 付帯部の塗装(12日目)
    雨樋や雨戸、ベランダの手すり等、外壁には含まれない部分の塗装を行います。
  7. 仕上がりのチェック・完了検査(13日目)
    全体をくまなくチェックして、塗り残しや汚れの有無を確認し、問題があれば修正していきます。その後、施主様立ち会いのもとで仕上がりの最終確認を行います。お客様の方で気になる点があれば指摘し、修正してもらいましょう。
  8. 足場の解体・掃除(14日目)
    お客様からのOKが出れば足場を解体し、きれいに掃除をして工事完了となります。
  9. アフターフォロー
    工事完了後の定期点検をサービスに入れている業者も少なくありません。保証期間内であれば補修をしてもらえることもあるので利用して外壁の健康を保ちましょう。

 

以上のように、戸建住宅の外壁塗装はおおよそ2週間程度の期間を要します。アパートやマンションでは物件の規模によってかかる日数も変わります。見積もり作成の際に大まかな日数を確認し、塗装業者と工程表を共有しておきましょう。