POINT塗装店選びのポイント
塗装工事をする時にはじめに知っておくべき知識とは?
「ただただ安く外壁塗装、屋根塗装したい」、「大手の会社だから安心」、「リフォーム会社でも塗装工事は一緒でしょ!」
と思っている方は、塗装工事で失敗します! そのくらい外壁塗装工事は「手が抜けることや工事内容でごまかしがきく仕事」、かつ、「価格が不透明」など、「会社えらびが難しい業界」と言えます。だからこそ、ここを読んで失敗しない方法をぜひ身につけてください!
塗装会社を選ぶための5つのチェックポイント!
1.地域密着の塗装会社かどうか?
地元の塗装会社を選ぶ一番の理由は、「品質の良い塗装工事をしてもらうため」です。
外壁塗装工事は、ローラーとハケ、ペンキがあれば、職人は自動車で日本中どこでも行けます。関東中を車で順番に回っている会社もいるくらい人と道具があれば何とかなるのが外壁塗装工事なのです。
昔は、トラックの荷台に塗装職人を積んで、塗り替え時期のお宅を回って安く塗装を行う業者が横行していましたが、そういった業者はいなくなりました。なぜでしょうか?答えは、「塗装の品質不良で悪評が出回ったから」。そのような塗装業者はその地域にずっと寄りつかず、次の地域に車で焼畑農業のように回っていきます。お客さんが塗装業者に連絡をしても連絡がつかず、誰が塗装をしたのか分からない。いわゆる煙に巻かれた状態になり、最後に泣くのはお客さんです。
さらに、1回目の塗装工事が雑だと、2回目の塗装(1回目工事の上塗り)は非常に難しい塗装工事になります。1回目の塗膜が剥がれると、2回目の塗膜が一緒に剥がれるからです。そうならないためには、安心できる塗装会社に任せるという他にないのが、今の塗装業界の現状なのです。
それでは、どのような塗装会社に頼むのが良いか。答えは「地元密着の塗装会社に頼むのが一番」です。さらに塗装専門ショールームを構えて逃げない会社だと安心できるかと思います。 例えば、地元松戸市の業者と、東京の業者がいたとしたら、東京の会社はわざわざ車で松戸市まで来て、疲れた状態で塗装工事に入ります。すると、どんな人間であっても、ミスが出たり、少しでも疲れないためにお客さんから見えない部分は手を抜くというのが、人情ではないでしょうか?
また、どんなにホームページで良い事を謳っていても、実際には管理者の目が届かない場面では、「手抜き」や「ミス隠し」、「天候が優れない中で無理矢理塗装する」など、本来の姿とはかけ離れていくものです。
そのような事を発生させないために、地域密着で行っている塗装会社で、かつ管理者が頻繁に現場に顔を出す会社=お客様宅とショールームの距離が近い会社を選ぶことをオススメしているのです。
2.職人の技術が保証されている会社かどうか?
せっかく塗装リフォームを行うのならば、少しでも腕の良い職人に塗装してほしいと思うものです。
職人の技術力は経験によってある程度のレベルにはなりますが、実際に目に見て判断することは難しいのが現状です。
ただ、一定水準以上の技術力があることは、「国家資格」や「検定」などといった制度で証明することは可能です。
判断材料としてこれらのことをご契約前に確認しておくと良いでしょう。
3.適切な塗装の乾燥時間を確保しているか
外壁塗装において重要だと言われている「塗料メーカーの塗装基準の塗布量を守る」というのは当たり前です!
塗料の性能を100%引き出すための温度・湿度管理にも力を入れ、お客様の大切なお家に塗る塗料を保管しているかが大事です。
また、外壁塗装工事の際には、「乾燥時間」に注目し、1回目塗装後、適切な乾燥時間を経過した後、2回目、3回目の塗装工事を行います。
乾燥時間を気にせず、ただ塗装するだけだと、同じ塗料でも耐久年数の長い塗膜を形成できないため、適切な乾燥時間を設けているかがとても重要になります。
4.得意分野のある会社を選びましょう
最後に、塗装専門店ならどこでも良いという訳ではなく、得意分野がある会社を選びましょう。
飲食店と同じようにそのお店や作り手によって、上手い、不味いがあります。もちろん味だけではなく、その店の雰囲気だったり、接客の良さなど総合的に考えて、お店を決めると良いかと思います。
これは、飲食店に限らず、塗装専門店でも言えることです。
一概に外壁塗装といっても、お家の外を新しくする意味合いと長持ちさせる意味合いがあります。
今より快適な家に「住み続ける」ためには「良い塗装会社選び」そして、お客様のやりたい事を一緒に叶えてくれる「人選び=職人選び」も大事です。
ただ単に今回だけは安くしたいということであれば、「価格」だけで選ぶと良いと思います。しかし、長く住み続けると、「価格」だけで選ぶと後悔されることもよくお聞きします。ご近所に挨拶をしたある方は「お隣の家が外壁塗装をして綺麗になってうらやましいと思った」と言われます。しかし、よく話を聞くと「営業は良かったけど、職人の対応が悪かった」と言われる方がいらっしゃいました。
だからこそ、塗装業界ではクレームが尽きないのです。基本に忠実に真っ当な商売のできる塗装会社を選ぶことが重要です。
5.お客様のお家の診断を基にしたプランを提出しているか?
外壁塗装の流れとしては、お客様のお家を調査し、塗料選び、色決めなどの要望をお聞きした後、お客様に合った塗料、色のパターンなど最適なプランを報告書にまとめて、ご提出というのが理想の流れです。
お客様のお家を現場調査する際にも、打診棒やクロスカット法、赤外線センサー、スコープなどじっくり丁寧に現場調査をすることも重要ですが、その現場調査の資料は何に使うのか考えて、調査している会社は多くありません。
現場調査は、「そもそも塗装ができる状態かどうかの見極め」、「外壁材の種類と、その状態に合った塗料の選択のため」必要なことなのです。
このような、常にお客様の要望を100%叶えられるように考え、お客様に寄り添った塗装プラン提案を行っているのかどうかがとても重要になります。